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人には聞けないおしり(痔)の悩み

 日本人の3~4人がおしり(肛門)に悩みをかかえていると言われています。なかなか人には相談しにくい部位でもあり、思い悩んでいる方がたくさんおられると思います。


 単に「痔」といってもその中には、内痔核(いわゆるいぼ痔)や外痔核(約50%)、裂肛(きれ痔)(15%)などのバリエーションがあります。更には診察の結果、痔ろう(肛門の周囲より膿がでるもの)(25%)や場合によって肛門の癌(稀)がみつかることもあります。その如何よって治療の方針も変わります。ですので、心配されているようなら肛門科もしくは外科(消化器外科)を必ず受診しましょう。


 では「痔になりにくい生活」とはどのようなものでしょうか。
①排便との関係
 肛門にトラブルを抱えておられる方の多くが便秘を自覚しています。実際便秘(特にかたい便)は痔になる最も大きな要因といえます。便秘が酷い方は、排便時にいきむ為、肛門周囲のうっ血をきたし、痔核(出血、脱肛、痛み)が生じます。かたい便だと肛門粘膜が裂けてきれ痔(痛み、出血、肛門狭窄)になり、逆に下痢便が多いと肛門腺に感染を起こして痔ろう(膿排出、痛み、肛門狭搾)となることがあります。


②食べ物との関係
 スパイス・香辛料はほとんど腸で吸収されず、肛門を直接刺激し、うっ血や炎症を強めるので、避けること。飲酒は、抹消血管が拡張し、うっ血しやすく、また、局所を刺激し下痢しやすくなり、痔が悪化します。痔によい食物とは、刺激の少ない、食物繊維の多い、ビタミンを多く含む食物です。


③スポーツとの関係
 適度のスポーツは体力を維持し、全身の血行のためにも良いのですが、相撲、水泳、ゴルフ、登山、サイクリングなどは、肛門にうっ血をきたしやすく、特に長距離のサイクリングは、外痔核に血栓を生じて痛い思いをされますので、ほどほどに楽しんで下さい。


 治療の基本は生活改善による便通の正常化と、薬物療法になります。改善が無かった場合に手術や、最近は硬化療法(注射で痔を固めてしまう治療)を行うことが増えてきてます。お悩みの方は是非相談して下さい。


南つくし野おおなかクリニック 大中 徹 先生

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