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食欲の秋~逆流性食道炎について

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食欲の秋~逆流性食道炎について

 「食欲の秋到来だ~!あー、食べるのって幸せ~♪でも、食べ過ぎて苦しいから横になろうーっと。ごろ~ん。・・・・・・なんか胸焼けするなあ。ゲップも咳も出るし。なんで?」


 「逆流性食道炎じゃないの?こってりしたものを食べ過ぎるからよ。体重も増えているみたいだし、食べてすぐに横になるのはよくないわよ。」


 おいしい食べ物がたくさんある食欲の秋ですが、上記のような症状が出ている方はいませんか?
 逆流性食道炎は強い酸性の胃酸が食道に逆流することで起こる病気です。胃は粘液で守られているため、胃酸にさらされても問題がありませんが、食道は胃とちがって粘液で守られていないため、胃酸が逆流するとその影響をまともに受けてしまいます。
 逆流性食道炎の症状は胸焼け、呑酸(苦い水や酸っぱい水が上がってくる感じ)、つかえ感、胸痛、ゲップ、吐き気、お腹の張り、咳、嗄声など多岐にわたります。


 胃酸を抑える薬や消化管の動きを調節する作用のある薬を使って治療しますが、生活習慣の改善も大切です。
 一度にたくさん食べない、辛い・熱い・脂っこいものを食べ過ぎない、腹部を圧迫する服装をさける、肥満のある方は減量する、食べた後すぐに横にならない、などを心がけることで症状が緩和されます。


 逆流性食道炎の症状と思われても、胃潰瘍やがんなど別の病気のこともあるので、症状が続くようならばかかりつけ医にご相談してみてください。


たけいち内科クリニック 武市 康敬 先生


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