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身近な医療情報

「若いから大丈夫」はキケン!AYA世代のがんって知ってる?

 がんは年配の人だけの病気――そう思っていませんか?実は、15~39歳の若い世代(AYA世代)でもがんになることがあります。でも、この世代のがんは「まさか自分が」と思い込み、発見が遅れることが少なくありません。進学や就職、結婚、子育てなど人生の大切な時期だからこそ、AYA世代のがんについて知っておくことが大切です。


AYA世代のがんってどんなもの?
 この世代で多いのは、乳がん・子宮頸がん・甲状腺がん・白血病・骨肉腫など。若い世代のがんは進行が早いタイプが多く、発見が遅れると治療が難しくなることがあります。
 また、AYA世代は仕事や家庭のことなど、治療以外の悩みも多くなりがちです。「治療と仕事を両立できるのか」「妊娠や出産はできるのか」「治療費はどうするか」など、不安を抱える人も少なくありません。


AYA世代のがんが見つかりにくい理由

・ 「若いから大丈夫」と思い込み、症状を軽視してしまう

・ 忙しくて体調の変化に気づかない

・ 検診を受ける機会が少ない

 例えば、子宮頸がんはHPVワクチンや定期検診で予防や早期発見ができます。乳がんも、自己触診を習慣にしていれば早く気づけることがありますが、気にしないまま時間が経ってしまうことがあります。


がんになったら人生は終わり? そんなことはない!

 がんになっても、人生をあきらめる必要はありません。現在では以下のような医療や支援制度があります。

・ がん治療で妊娠しにくくなる可能性がある場合、卵子や精子の保存ができる

・ 仕事や学業を続けながら治療するための支援制度がある

・ 同じ経験をした仲間とつながれる患者会や相談窓口もある

 がんになっても、治療と人生の両立は可能です。一人で悩まず、支援を活用することが大切です。


今からできる「未来を守る習慣」

✔ セルフチェックをする(乳がん・精巣がんなど)

✔ 健康診断やがん検診を受ける(子宮頸がん・大腸がんなど)

✔ 気になる症状があればすぐ病院へ!

 AYA世代のがんは、決して他人事ではありません。でも、早く見つければ、未来は守れます。自分の体を大切にすること、それが一番の「がん対策」です。あなたも、今日から始めてみませんか?

町田駅前ブレストクリニック 柴山 朋子 先生

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